目に見えない心の正体を知りたくて、 心が見えないことが悔しかった、 小さい頃の自分。
私の小さい頃の願いは、 『人の心が分かる大人になること。 そして、精一杯生きること。』 でした。 高校の時に病気をしたことで、私は自分自身にも心があることを知りました。 自分の頭では平気だと思っていても、 目に見えない心が『これ以上無理をしてはいけないよ。』と身体を通して教えてくれた。 目に見えなくて、本当にあるのか分からなくて悔しいと思っていた「心」が、 ちゃんとここにあるのだと、感じられたことが純粋に嬉しくて、私はますます心の存在に興味を持つようになり、 それをきっかけに、心理学の道に進むことに決めました。 心理の道に進んだことは、人生の大きな岐路の一つでした。 大学で心理学に進む時には、臨床心理士になりたいと思っていました。 4年の大学生活を通して、私が本当にやりたいことは 『臨床の場ではなく、日々を生きる私たちがどうやって心豊かに生きていくか』 ということなのだと気付き、大学院の進学ではなく、就職することを選びました。 ビジネスの現場で出会った、マーケティングは、 どんな大人数を対象としても、一人ひとりの心と向き合うことができなければ、人を動かすことは出来ないのだと知りました。 心理学を学ぶことで、客観的に心を理解するためのたくさんの知識を学ぶことができます。 一方で、私たちが今を生きている心はもっと生々しいもので、 『分かっているけどできない』ということもよくあります。 OMOYA Inc.で日々取り組んでいる事業を通して望んでいることは、 日々進歩するアカデミックな研究や知見や変化を、 今を生きる生々しい私たちの日々の心や暮らしに還元し、融合し、新しいものを生み出せるようになることです。 そう想いながら、このタイミングで「認定心理士」の資格を取りました。 大学を卒業して以降、何度も資格を取ろうとした機会はあったのですが、そのタイミングではなく、今になったのは、 一人の人間として、経営者として、 もう一度強く、『心』と『心豊かな未来』と向き合いたいという思いからです。 モノの時代から、心の時代へ。
私たち自身が、そして私たちが創り出す事業が、 人間らしさを問われながら生きていく今の世の中で、 多様な人の心に寄り添えるような存在でありたいと思っています。
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